縁起
横尾山静円寺地蔵院は、天平2年(730)奈良時代の僧、行基菩薩によって静円寺が開基され、33坊が谷にまたがり、寺領300町歩を有した塔頭寺院の中の一院です。
当時は、仏都として隆盛を極めたが、江戸時代寛文年間に入り衰退し地蔵院(成林坊と称していた)以下5院が残り、現在は3寺院となっています。本院は、宝永5年(1708)賢意和尚によって、木造彩色の地蔵菩薩立像をご本尊として祀られて以来、霊験あらたかな寺として信仰されています。
本尊:地蔵菩薩立像
住職:長谷川己哲
幕末には、寺小屋が開かれ、明治5年学制が定められた時、38番小学校として横尾山地蔵院に設置され、明治7年6月2日、小津村、本庄村、上山田村、下山田村の4ヶ村組合立で横尾小学校として開校しました。横尾小学校の生徒数は、当時邑久郡第一の多数の児童を有し、教師も温知学問の盛んなことで有名であった。また、このようなことから地蔵院の檀家は、村の指導的な立場の家が多かったと言われています。
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最終更新日:2022/06/07